[ 彫金ツールの紹介 ]
40年程もシルバーシルバーアクセサリーやらトルコ石ジュエリーを制作しているといろいろな道具を使い捨てにしてくる、ヤスリや木鎚や炉も、銀を溶かすための坩堝も消耗品である、しかし使い込む程シルバーの輝きのように成長をとげているツールがある、鉄鋼具である。
このページは鉄鋼具の美しさを紹介するページとしてはじめたのだが、ニズムファンのかたがたの素朴な(手作りアクセサリーにはどんな道具を使ってるの?)質問が多数寄せられる様になってきたので皆さんの興味を持ちそうな道具を紹介していく事にしました、
ニズムの手作りシルバーアクセサリーの制作過程を紹介するページ(Making Nism Jewelry)と合わせてこのページを参考にしてください、フム!とうなずけたりするのです、
皿木台と角床
手作りで彫金を始めるにあたって一番最初に購入するまさに彫金ツールの横綱、この上でたたいたり伸ばしたり、球面の型を作り上げたりするのだ。一生使えるから愛着大。
ほお板と固定台
何はなくてもこれはなくちゃね、シルバーをすり出したり切ったり削ったりするときの支え台として西の横綱というところか。
Steel Utility Anvil
このツールも同じく叩きに使用する、固定をしていないのも便利である、
定盤
完全に平らなのである。シルバー盤でも平面を完全に平らにするときに用います。焼きが入ってないので傷つきやすいので気をつけること。
Hand Rolling Mill(1)
銀盤をこのみの厚さにするには必須の機材、ギヤの大きさにより力の必要度が変わる、電動だと当たり前だが楽である、
Hand Rolling Mill(2)
コツとしては、手で少し力を入れたら回るぐらいに締め付ける事、一気に締め付けると割れてしまう事が多い、2〜3回ぐらいで再びなましをいれる。
Hammers
意外といろいろな用途に合わせた種類が豊富にあるので専門的になればなるほど所有するハンマーは増えていく、
木槌
柔らかくたたくのが木槌、銀など傷つけないように曲げたりするんだね。これはあまり種類はないらしい、ハンマーと違って消耗品なのであまり愛着はわかない。
食切り、ハサミ
ハサミなどはやはり少し値が張っても良いのもを買うとストレスがなくて良い。厚いシルバーの板もばっさと切りたいものである。
ヤットコなど
ヤットコは先のくわえるところの形でいろいろな種類があります。中級者になってくると自分で先の形をヤスリなどで整えて使います。
Single Gear Hand Drill
一見何に使うの?と、思われるだろうが銀線を先に引っ掛けてぐるぐる回せば、より線の出来あがり、必需品!
Single Gear Hand Drill(2)
こんな風にしてより線を作っていくんです。より線ってほんとによく使うでしょ、後はドリル刃をセットして穴をあけるぐらいかな。
Electric Engraver
電気彫刻機、シルバーの表面を荒らすために皆さんいろいろな方法を使いますがこの機械もそのひとつで細かく荒らすときになかなか渋い力を発揮する。
アルコールランプ
アルコールランプはニズムでは特に写真にある、トルコ石と丸棒を接着するときのドッピングワックスを溶かすために使う。
Disc Cutting Set
これは結構便利なもので、シルバー盤などを打ち抜いて丸板を作るツール。いわゆる刃を使うわけではなくなかなか面白い構造になっていてお気に入りの工具。
Arch Punces Disc
シルバーの板を丸く切り抜く道具。で!丸い銀板は何に使うかというとインディアンジュエリーなどでよく使うビーズを作ることが多いのです。
みぞ玉台、矢坊主
銀盤をどんな形状に曲げるかというときに使われるツール。サイコロみたいな矢坊主をまず手に入れる。左上はコンチョを作るためのタガネだ、
局面加工台
名前はわからないが、左にあるツールの木製である。傷つけたくないものはこれで曲げるということ、これを使うときは当然カナズチではなく木槌だよ。
ツメ芯
芯がね棒の一種でこれは覆輪を製作するときに使う、便利なものだという人もいるけど、覆輪は石にあわせて作ればイイという人のほうが多い。
つめ芯
この位拡大すると、その用途に合った形状をしていることが分かる。ちょっと日本で手に入りずらいかもしれないけど、一応知識として。
Mandrels,rimg,bracelet
芯がねの仲間、一番上はブレスレットなど手の形に曲げるときに使ったりする、下から2番目はサイズ棒で指輪のサイズを測るのに使う。
つめ芯
簡単に言えば製図をしたり銀盤にマルや四角などを引いてあたりを付けやすくするためのもの、別に紹介するまでもなかったか、
リューター
ご存知誰もが使うリュウターいろんな種類があるけど、小型でフレキシブルなやつが一番、回転数は彫金の場合あまり早いものをもとめなくても良いみたいだ、
Dremel Points
リュウターの先につけて使用するわけだが、かなりの種類があるので迷ってしまう、たまに新しく便利なポイントを見つけたりするとニヤッとしてしまうツールのひとつだ。
チャコールブロック(1)
簡単に言えば炭の塊、何に使うのかといえば右の解説でどうぞ、
チャコールブロック(2)
このブロックの主な使い道はやはり銀ボールを作るときに役立つということだろうね、詳しくはメイキングジュエリーの(シルバーボールを作る)を見てみよう。
グラインダ
見てのとおりのグラインダ、中級ぐらいになると必須ツール。主に磨き粉を付けて最終仕上げに使うと便利。吸塵つきのがベストである。
Dusk Mask
吸塵器がついてないときは必ず使用。マスクの表面がすぐに誇りで色が変わってしまうのを見るとき肺に入らずに良かったー、となり、手放せなくなります。