コンチョボタンを作る2
シルバーアクセサリーでコンチョボタンを自作するにはこのようなオスメスのタガネを使うことが多い、タガネの作り方は見たように作ること、例えば写真のタガネは右側のコンチョを見れば分かるけど出来上がりのコンチョの凸の部分はタガネの株を凹にして制作をするだけなんだ。直線も見たとおり、曲線も同じ。
コンチョボタンを作る3
タガネで模様を打ち込んで、丸めて、こばを磨いて、シルバーコンチョの裏側には皮ひもでバッグを留めるための丸カンを着けておく、丸カンは皮ひもに対して少しきつめのほうが後でボタンがグラつかなくてよいような気がする。
コンチョボタン完成
大きくて存在感のあるタガネのシルバーコンチョボタンも迫力があっていいけど、小さ目のバッグには繊細なコンチョがよく似合う。普通はこのような凸凹のある仕上がりはいぶして立体的にするのだけど今回は打ちっぱなしで使うことにした。いずれは”硫化”していい雰囲気になるのを楽しむのだ。
シルバーコンチョをセットする
ここまで制作が進んでくると少しわくわくしてくる。完成したバッグの姿がなんとなく頭の中で出来上がってくるからね。個々で大事なこと(アマチュアとプロの違い)は、見れば分かるけどシルバーコンチョが均一に配置されることだね離れすぎたり、狭すぎたりすると表情が違ってきてしまうからね。
シルバーコンチョをセットする2
大体こんなものかな、と自分で納得できればこの中間時点での作業は完了。コンチョはかなり締め付けて留めたほうが表情が”キリリ”としてくる。
そのためでもあるがコンチョの端は滑らかにしておいたほうが皮に傷がつかずにすむ。
メインになるシルバーコンチョを作る
周りに配置したコンチョだけでは物足りないと感じてきたので、中央付近にメインとなるシルバーアクセサリーをセットすることにした。我がニズムのHP内に掲載されているホピのデザインが何ともシンプルで、インディアンテイストが強く出ないこともあり早速制作に取り掛かる。
ホピテイストのコンチョボタンを作る
シンプルながら深みのある表情を持つネイティブアメリカンのホピ族の得意とするシルバーのオーバーレイという技法を用いての制作。ネイティブの雰囲気をなるべく抑えたいデザインとするのであえてナバホテイストのものははずしてシンプルに、シンプルに、を心がける。