トルコ石(ターコイズ)の話。トルコ石アクセサリーのニズム

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トルコ石(ターコイズ)にについて、その質や産地などを鑑定するのは到底、無理な事なので個人でトルコ石を選別してジュエリー(アクセサリー)を購入するということはあきらめなければならないのか、プラスチックやとてもトルコ石とは思えないような品でも、ナチュラルのトルコ石(ターコイズ)です。と自信ありげに答える店員などもおり、(参ったなー)とお手上げ状態の時期もあったが最近はインディアンジュエリー専門店とうたっているショップも増えつつあるらしいので、購入する再の安心感が少し増しているのかなとも思う、

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トルコで採れないトルコ石!?

トルコ石は、CuAl6(PO4)4(OH)8?4H2Oの化学式で表される 、宝石といわれる石の中で最も古い歴史をもつ、日本でもとても長く愛用され人気のある鉱物である。化学的には水酸化銅アルミニウム燐酸塩である。 トルコ石(ターコイズ)の色合いは古代の多くの大文明に愛された。、古代エジ プト、アステカ、ペルシ、アメソポタミア、インダス渓谷 、[ペルシアン、トルコ石(ターコイズ)] 中国の統治者などをも美しく飾った。 硬度はあまり高くなく(6程である)、多孔質である、が、良質のものは硬度もあり、また貴重であり、その色合い、風 合いにより現在でも一部ではかなり高価で取引をされる。

なぜトルコ石、[Turquoise]ターコイズ、と呼ばれるのか。

日本でも一般的にその産出地、トルコを思い浮かべる人が多いのだが、 呼ばれる名前と違い”トルコ”ではトルコ石(ターコイズ)は産出されません。

英語では turquoise (ターコイズ)と呼ばれ、フランス語の pierre turquoise (トルコの 石)に由来するといわれている。 産出地域としては、米国(現在の最大の産地はアリゾナで ある「日本で最近ブームになることも少なくない”インディアンジュエリーではアメリカ産に人気が集まる”」)、イラン[ペルシャンターコイズと呼ばれる]。

※左上写真のトルコ石はペルシアン ターコイスである。

中国 [チャイニーズターコイズ、チャイニーズマウンティン] 、メキシコ、オーストラリア(ビクトリアとクイーンズランド)、シナイ半島、などが一般的に知 られている。トルコで産出されない石がトルコ石と呼ばれるのは、 イランやエジプトで産出されたものが、トルコよりヨーロッパに持ち込まれたことから、そ の名で呼ばれる ようになった。つまりアトラス山脈周辺の砂漠で産出されたものが、中間的集積地であるトルコを経由してヨーロッパへ広がり、「トルコ石」と呼ばれるようになったと言われている。

トルコ石の、性質、特徴、色合いなど

トルコ石(ターコイズ)は銅とアルミニウムを主成分とする燐酸塩鉱物でスカイブルーや緑 色が一般的で、( 質の良いものは鮮やかな青色だが、不純物に鉄を含む、また脱をする と緑色になる。) ※トルコ石の青色は銅による発色。アルミニウム(Al)の一部が鉄と置き換わると、緑色を帯びてきて、 鉄が多いほど緑色が濃くなる。鉄が銅よりも多くなると、青みを失って、緑色か黄緑色に変 化し、鉱物名も鉄トルコ石へと変わる。
蜘蛛の巣状 (スパイダーウェブと呼ばれる)の模様が入ったものもある。またトルコ石の 表面に黄鉄鉱が斑点状に分布していたり、暗い色の褐鉄鉱の筋が網目状に入っていることが ある。 青から緑の色を持つ不透明な鉱物である。化学的には水酸化銅アルミニウム燐酸塩である。
良質のトルコ石は貴重であり、宝石とみなされる。(インディアンジュエリーなどの愛好者たちの間では米国産出のトルコ石で、マトリクス入りのものがかなりの高価で販売されていることに驚く事もあるだろう)また12月の誕生石でもある。

トルコ石(ターコイズ)は多孔質なんだ、

とれたてのトルコ石はよほど程度の良いものを除くと、白っぽい、あるいは少し茶色がかった ような、とにかくこれがトルコ石?と思うほど色がついていないことが多いんだ。 多孔質、、つまり穴がたくさんあいているということ(目には見えないが)。 このままだと強度にかけるし輝きも鈍い、良質な青い状態で採れたものでも長年経つとその穴に不純物などが入り込んで変色してしまったりするトルコ石もあり、売ったあともおちおちしてられなかったりするんだ。

そこで知恵を出した人がいた

このトルコ石の沢山ある穴にプラスチックなどをギュウギュウ詰め込んでしまおうと言う事をね、 これで色を鮮やかに出来るし、石の強度もグント高める事が出来ると言うまさに一石二鳥なわけだ。 ちょっと古くなったアスファルトの道も雨に濡れたりすると黒っぽく見えるでしょ、つまり色が濃くなる、そんなもんだと考えれば分かりやすいだろうか、

A--そうして加工したトルコ石を{ステビライズド}STABILISED 安定化させたということ) と呼ぶんだ

さらに色を濃くしたいときは、青い色をつけたその液体を穴の中に ギュウギュウ詰め込んでやばいいわけだ、(詰め込むったって、手で押入れに布団を詰め込むみたいにやるんじゃないぞ、ロストワックスを自分で手がける人は知ってると思うけでど、真空脱泡器ってのがあるでしょ、あれと同じような原理でトルコ石の中の空気を抜き取ってプラスチックと置き換えるってやり方だね。)

B--このように色づけしたプラスチックで加工したトルコ石を{カラートリーテド}COLOR TREATED と呼ぶんだ、

これまでの簡単な説明でもトルコ石のランクがわかるでしょ、
A--ステビライズド(カラートリーテドでないもの)。
B--カラートリーテド(色をつけたやつだよ)
当然ナチュラルの良質な物が高価である事は言うまでもなく、A→B、につれてトルコ石の純粋性は薄
らいで行くわけだ、
もう少し、下のほうの、いわゆるトルコ石らしきものから、まったくのニセモノまで少し見てみよう。
珍重されるトルコ石の中でもっとも有名な分野として、スパイダーウェブがある。トルコ石の中にいろいろな不純物(黄鉄鉱とか石灰石など)が混入して、細かい網の目の模様をつけてそれが蜘蛛の巣の様に見えるもので、有名なところでは、NO,8/LONE MOUNTAIN/PILOT/RED MOUNTAIN,などがあり、かなり高価な値段で取引されている。 そこで、数も少なく貴重なこの石に似せたものを何とか人工的に作れないものだろうか

そこでやはり誰かが考えたんだ

小さなトルコ石(直径が小さければ小さいほど密な網目模様になる)を黒や茶色に色づけしたプラスチックやK-POXYなどに多量に埋め込んで、ギュッギュッと握り飯みたいに圧縮して乾燥後、カットして好みの形に仕上げれば人口スパイダーウェブターコイスの出来あがりだ。(多分出回っているアクセサリーの中では一番多く使われている) なんと呼ぶのか良くは分からないが、

C--スモールナゲットセメンテドフェイクスパイダーウェブ

とでも呼んでおくか、【この手の石は最近見かけなくなってきたような気がするが、】 12〜3年ほど前、偶然ネバダ州のトルコ石屋を見つけ砂漠の中の工場を訪ねた事がある、上質の石を期待していたのだが、出されたものは、トルコ石のカスや低質の意思を粉状にして、色をつけたプラスチックなどでムンギュと圧縮してレンガ大の大きさにしたもの

D--このように粉を、色づけしたプラスチックで加工したトルコ石石のようなものを日本語で練り(ネリ)と呼ぶんだ、

BLOCKED TURQUOISE、として売っている事が多い(かった)。 で、このネリに、方法は分からないがマトリクスを入れたものもある、

まるで墨流しのような模様になっているのが多いので E--墨流しネリ物 F --最後はプラスチックや、青い色のガラスをトルコ石風にカットしたものである。

トルコ石とは全く無縁なものなのだが、輸入物にはDEFがかなりの割合で入ってきているということなので気をつけねば! これでトルコ石の事は少しは分かってもらえましたか?
私が少し気になっているはナチュラル(自然石)というのは@をさすのだがAまでを自然石として認める人もいるし、そう認識しているニューメキシコなどアメリカの州もある、そのような解釈に基づけば、ニズムのトルコ石は自然石でうれしい事なのだが、どうなのだろうか、

トルコ石のお手入れで”水分は大敵だ”

また、ナチュラルの トルコ石の手入れについては細心の(と言う程でもないが)注意が必要である。
ナチュラルのトルコ石は他の宝石などと違いあまり硬度(硬度は6程)も強くなく、水分や熱にも弱い石です。傷もつきやすい石と言えますので、身に着けるときは、水のかからない、汗などからも守ってあげる、当然ですが表面を傷つけないために、ぶつけたり(ブレスレットにトルコ石がセットされている場合などは、他の金属のブレスレットなどと、”重ね付けなどで””ガチャガチャといった具合にならないようにする)擦れたりしないようにする。 一般的に流通している、人口処理をされた、スタビライズド(stabilized)ターコイズは、比較的水や油にも強いので、少々の水分などで変色したりする事はありませんが、トルコ石を身に着ける時の心構えとして、やはり水分や”ぶつけ”には気をつけるようにします。

それではどこで買うのか

個人のコレクターやある種の鉱脈から取れた石を独占的に扱っている人たちから分けてもらうのである。もともと程度の高い石は、個人が所有しているしいることが多いのだ。 問題はその金額で、最初のうちは1桁間違っているのでは?と思うほど想像していた値段とは違うのである、 ニズムでもその手の石は特別な注文のときしか使わないのでご安心を、本当に高いんだよ。

ニズムで使用するトルコ石は何なの?

それは最初のころに買いつけた名も知らぬトルコ石、マトリクスなしは(ナチュラル)スリーピングビューティー、とこれもナチュラルのメキシコの石、色が少し濃ければステビライズのキングマン、マトリクス入りは色が濃ければナチュラルのチャイニーズマウンテンの良質なものとキングマンのスタビライズ、少し茶色っぽいマトリクスは、NO,8のスタビライズ、その他は大体インディアンマウンテンのスタビライズ、、、というところなのです。

!北米で産出されるトルコ石を少し紹介。

ペルシアン

ペルシアンターコイズ

キングスマナッサ

キングスマナッサ

ダーメール

ダーメールターコイス

フォックス

フォックスターコイス

ランダーブルー

ランダーブルー

キャリコレイク

キャリコレイク

キングマン

キングマンターコイス

ダーリングダーレン

ダーリングダーレン

スリーピングビューティー

スリーピングビューティー

モレンシ

モレンシターコイス

ドライクリークターコイズ

ドライクリーク

レッドマウンディんターコイズ

レッドマウンティン

#8

ナンバーエイト

パイロットマウンティン

パイロットターコイス

チャイニーズ

チャイニーズ

!ニズムターコイズで所有する様々なトルコ石。

Red Mountain

トルコ石キングマン

Kings Manassa

トルコ石ペルシンターコイス

Persian,tq

トルコ石キングマン

Kingman

チャイニーズターコイス

Chinease,mt

トルコ石ダーメール

Damele,tq

トルコ石ペルシンターコイス

Calico lake

ブルージェムターコイス

BlueGem

ネバダターコイス

Nevada Green

トルコ石キングマン

Sleeping Beauty

ノースヒルターコイス

North Hill,tq

ナンバーエイト

N0.8

トルコ石モレンチ

Morench

モレンチ

Morench

トルコ石バトルブルー

Battle Blue,tq

トルコ石キングマン

Concho,tq

Roystone

トルコ石レッドマウンティン

Red Mountain

ピントバーレーターコイス

Pint Valley

トルコ石

Borred,tq

トルコ石ボナンザ

Bonanza

トルコ石サンバースト

Son Burst

Silver Bell

ターコイス

Thunder Blue

トルコ石ストーミーマウンティン

Stomy Mt

イースタンブルートルコ石

Easter Blue

インディアンマウンティン、トルコ石

Indian Mt

Stampede

トルコ石ハチタマウンティン

Hatchet Mt

ダーレンダーレンターコイス

Darlen Darlen

ブルーバードトルコ石

Blueverde

Lone Mt

Robin Blue,tq

バトルマウンティンターコイス

Battle Mt

Turquoise Mt

G.Diamondo

トルコ石

Kings Blue

クリッパーマインターコイス

Cripple creek

ランダーブルー

Lander Blue

トルコ石ワームスプリング

Warm Springs

Candelaria

ロイストンマインターコイス

Royston

スタンピードマインターコイス

Stampede

トルコ石

GreenTree

トルコ石タイロン

Tyrone

トルコ石

Barbo Nev

フォックスマインターコイス

Fox Mine

ネバダマイン

Nevada Mine